豊中市(少路駅徒歩5分)の歯医者「少路ファミリーデンタルクリニック」の歯周病治療のページです。

歯周病治療

歯周病についての正しい知識をつけましょう

歯周病について

歯周病は口腔内の細菌によって起こる、歯周組織の炎症性疾患で、細菌が歯と歯肉の境目で増殖することで発症します。歯周病にかかると歯を支える歯肉や骨が破壊されるため、歯肉が赤く腫れている、歯磨きをしたら出血する、歯がぐらつく、膿が出る、口臭がするなどの症状が生じます。さらに病状が重篤化した場合は抜歯に至ることもあります。

現在、むし歯の患者さんは減少していますが、歯周病は各年代を通して増加傾向にあります。厚生労働省の歯科疾患実態調査のデータによれば、30代以降の日本人の80%以上が歯周病を発症しており、その内30~50%の方が歯周病の専門治療が必要であるとされています。

歯周病医の優位性

歯周病医の優位性

歯周病の程度の目安として歯周ポケットの深さがあります。歯肉の炎症が進むと、歯と歯肉の間の溝である歯周ポケットが深くなります。

歯周病医の専門的な治療が必要な理由
※クリックで拡大できます。

一般的に歯周ポケットが5mmを超えると、その歯の歯周病は進行が早くなり将来的(数年から数十年後に)に抜歯に至るケースが増えてきます。歯周病の治療では、歯肉に隠れた部分の歯根面に付着した歯石とプラークを麻酔下で歯石を除去するのですが、除去率は技術の熟練度によって変わります。(図4参照:根面の郭清後に残存した割合)

そのため中等度以上の歯周病の治療は一般歯科医師よりも、歯周治療に精通した歯周病医・衛生士による治療が望ましいと考えられています。

治療の前にカウンセリングを通して、ご自身の状態を把握していただきます

治療の前にカウンセリングを通して、ご自身の状態を把握して頂きます

歯周病の治療は、我々歯科医師、歯科衛生士の行う処置も大切ですが、
治療の成功のためには、患者さんの協力が欠かせない治療分野です。
正しい歯周病の知識とブラッシングの技術を身につけることが大切です。
多くの方は歯周病についてよく知らないために、病気を防ぐことができず歯周病が蔓延してしまっている悲しい実状があります。

当院では歯周病についてカウンセリングを通じ、患者さんに正しい知識を持ってもらえるよう努力しています。

ブラッシング指導の重要性

ブラッシング指導の重要性

う蝕(むし歯)予防に関しても同様ですが、特に歯周病の予防・治療に関しては患者さんご自身のブラッシングの熟達が重要です。
先人の先生が過去に行った実験的な歯周治療では、ブラッシングが上手くできるよう指導を受けた患者さんに歯石取りを行った場合、歯周病は改善しましたが、ほとんどブラッシング指導を受けなかった患者さんは、歯石取りをしてもほとんど歯周病が改善されなかったという結果が報告されています(現在では倫理的に問題のある実験ですが、当時はブラッシングの重要性がまだ分かっていなかったので行われました)。ところが患者さんの中で、これまで適切なブラッシング指導を受けたことがある方は少ないようです。
当院では患者さんが自分でしっかりブラッシングができるようになるまで、根気よく指導を行っています。また磨けていないところがはっきり分かよう染め出し行うので、ご自身の目でもブラッシングの苦手な部分を把握することができます。

中等度以上の歯周病では麻酔下で歯石取りを行います

中等度以上の歯周病では麻酔下で歯石取りを行います

中等度以上の歯周病では、歯肉隠れた部分に歯石(縁下歯石)がついている場合が多くあります。そういった部位の歯石を取る際には、痛みを伴うことが多いため、あらかじめ麻酔を行い、痛みに配慮して治療を行います。

重度の歯周炎の場合は歯周外科処置も行います

重度の歯周炎の場合は歯周外科処置も行います

麻酔下で歯石取りを行ったあと、6週間から3ヶ月後に歯周組織の検査を行います。その段階で歯周ポケットがよくなっていれば、定期検診へと移行しますが、歯周ポケットが残りさらなる治療が望ましい場合は、患者さんと相談のうえ歯周外科処置を行う場合もあります。

当院ではできるだけ痛くない治療を心がけ、患者さんの大切な歯を守るため、歯周治療に長けた歯科医師および衛生士が適切な治療と予防処置を行っています。

歯周病治療の流れについて

歯周病治療は、まず精密な検査を行って現在の歯ぐきや歯槽骨の状態、歯周病を悪化させる要因の有無などを分析し治療計画をたてます。
下記の図は、歯周病の症状に応じた治療法の流れの流れになります。

歯周病治療の流れについて

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