豊中市(少路駅徒歩5分)の歯医者「少路ファミリーデンタルクリニック」の口腔外科(親知らず)のページです。

口腔外科

親知らずの抜歯から外傷まで対応します

豊中市の歯医者「医療法人慈恩会 少路ファミリーデンタルクリニック」では、口腔外科では親知らずのほかに、外傷・顎関節症・睡眠時無呼吸症候群などの治療にも対応しています。

口腔外科

親知らずの抜歯について

親知らずの抜歯について

「この親知らずは、抜いた方がいいの?」
「どこの歯科医院に行ったらよいか分からない」
「抜いた方がいいと言われたが、うちでは抜けないと大学を紹介された」
「もしかすると、しびれや麻痺などが残るのではないか…」

そんな親知らずに対してお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

親知らずとは

親知らずは、20代までに生えてくる方が多いのですが、先天的に親知らずが存在しないことや生えてこないこともあります。
親知らずの存在に気づかず、自分は生えてこないと思っていても、実は歯肉の中に埋まっていることもあります。
また生えたとしても、斜め・横に生えることでブラッシングがうまくできず、むし歯になったり、歯肉が腫れたりするトラブルを起こす可能性があるのが、この親知らずです。

親知らずを抜く基準

斜めに生えたり、横に生えたりする親知らずは、むし歯になるリスクや腫れや痛みを引き起こす可能性があるため、基本的には抜歯するのが一般的です。
ただ、なんでも抜けばよいかと言われるとそうではありません。
親知らずの抜歯は、適切な診断と処置を行うことが重要です。

抜かなくてもいいケース
  • まっすぐ生えてきて、ブラッシングにも問題が無い場合
  • ほかの歯に悪影響を及ぼしていない場合
  • 骨の中に埋まっていて、問題が起こる可能性が低い場合
  • 腫れや違和感がほとんどない場合
抜いたほうがいいケース
  • むし歯や歯周病になっている場合
  • 生え方が悪く、うまくブラッシングができない場合
  • 腫れや痛みが出ている場合
  • 歯並びに悪影響を出している場合
親知らずの抜歯症例

パノラマレントゲンの画像

パノラマレントゲンの画像

下顎(赤丸部位)の親知らず周囲が腫れて、膿が出るとの訴えで患者さんは来院されました。
薬を服用し、炎症が消退したあとに抜歯を予定。
下顎管(太い神経・血管が走行している管※白矢印)に親知らずが近接していました。

CTの画像

CTの画像

CT撮影を行い、歯と下顎管の位置関係を三次元的に把握し、手術の安全性を高めました。

実際に抜去した歯

実際に抜去した歯

歯冠と歯根を分割して抜歯しました。
術後は1週間程度の腫れと痛みが出現しますので、抗生剤と鎮痛剤を処方し術後疼痛のコントロールを行いました。

そのほかの口腔外科の治療

外傷による歯の破折

割れたり折れたり、歯が抜けそうになったりする歯の怪我は、迅速に処置をすればほぼ元通りに治せます。歯が折れた場合、歯の神経があれば傷口を保護し、修復材で元の歯に装着します。歯が抜けた場合も歯を保存すれば、再植が可能です。

顎関節症

顎関節症とは顎関節痛(顎が痛む)・開口障害(口があかない)・関節雑音(顎を動かすと音がする)の3つの症状の内1つ以上の症状があり、鑑別診断でほかの疾患がない病態を顎関節症といいます。

顎関節症の自己チェック法

1.口を大きく開いたとき,人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入りますか?
(1.すっと入る 2.ほぼ問題ない 3.どちらともいえない 4.やや困難 5.全く入らない)
2.口を大きく開け閉めしたとき,あごの痛みがありますか?
(1.全くない 2.たまにある 3.どちらともいえない 4.しばしばある 5.いつもある)
3.口を大きく開いたとき,まっすぐに開きますか?
(1.いつもまっすぐ 2.たまに曲がる 3.どちらともいえない 4.しばしば曲がる 5.いつも曲がる)
4.干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べるとあごや顔が痛みますか?
(1.痛まない 2.たまに痛む 3.どちらともいえない 4.しばしば痛む 5.いつも痛む)
合計点数が8.6以上、または設問2の「口を大きく開け閉めしたとき、あごのいたみがありますか?」にはいとかいとうした方は、顎関節症の可能性があります。

顎関節症学会ホームページより引用(http://kokuhoken.net/jstmj/

顎関節症の治療について

顎関節症の治療について

当院では、スプリント治療(図)と呼ばれるプラスチック製のマウスピースを歯列にかぶせて、噛みしめ時の顎関節の負担を軽くする治療法を行います。また顎関節の理学療法を行い顎関節の可動域を広げる治療法を併用する場合もあります。
顎関節症は症状によっては外科的な治療が必要な場合も希にあります。その際には、然るべき専門医療機関をご紹介します。

睡眠時無呼吸症候群

1時間あたりの無呼吸低呼吸が5回以上ある状態と定義されています。
極めて大きないびきや無呼吸が典型的な症状ですが、自覚症状としては昼間の過剰な眠気や熟睡感の欠如・全身倦怠感・夜間頻尿・夜間呼吸困難などの症状が報告されています。
日本での推定患者数は200万人程度と想定されていますが、その内85%以上の方が適切な医療を受けていないといわれています。
睡眠時無呼吸症候群は日中の過剰な眠気だけてはなく、高血圧・心不全・脳卒中の発症リスクとしても知られています。

治療方法について(CPAP)

治療方法について(CPAP)

出展:日本呼吸器学会ホームページ
https://www.jrs.or.jp/

治療は持続的陽圧呼吸療法(CPAP)と呼ばれる、機械で圧力をかけた空気を鼻から送り込み、睡眠中の無呼吸を防止する方法を行うのが一般的です。

治療方法について(CPAP)

出展:日本呼吸器学会ホームページ
https://www.jrs.or.jp/

治療方法について(口腔内装置)

ほかの治療方法として、口腔内装置を使用した治療があります。
睡眠時無呼吸症候群用の口腔内装置は、取り外し式のプラスチックの装置を使い、下顎を前に出した状態で固定し、気道を広げることにより睡眠時の無呼吸を防止、低減します。
口腔内装置を使用した治療の対象となるのは、軽度の閉塞性無呼吸症候群や習慣性いびき症(非肥満例)の方、あるいはCAPA治療を拒否または継続できない方などです。

治療方法について(口腔内装置)

出展:兵庫県保険医協会ホームページ
http://www.hhk.jp/

口腔内装置は保険適用になりますが、医師からの依頼が必要となります。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、内科(呼吸器・循環器)や耳鼻咽喉科など睡眠時無呼吸症候群に対応している医療機関を受診ください。

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